2012年09月08日

バセドウ病の治療法の1つに放射線療法がありますが、
放射線を用いた治療法というと、何より懸念されるのはその安全性です。

初めて聞いた患者さんの中には不安を抱かれる方も多いでしょうし、
初めてこの治療法が試みられた当時の医師もそれは同じでした。

放射線療法で行うことは、放射性ヨードを口から服用することです。
これが患部である甲状腺に留まり、組織を適度に破壊するのです。

しかし放射性物質が一時的とはいえ体内に留まるわけで、
それにより白血病や甲状腺がんを引き起こすのではという懸念がありました。

しかし蓋を開けてみればそのような副作用は一切なく、
それどころかバセドウ病治療において最も安全な治療法ともなっています。
発症の地アメリカでは最もポピュラーな治療法ともなっており、
日本でも高い効果を上げています。
posted by ヒロシッペサンタ at 13:06 | バセドウ病における放射線療法の安全性