2014年02月28日

早番の私、勤務時間を終えようとしていた。怒涛の2時間だった。機械にま
みれた部屋にいる旦那を見つけ、子供たちの様子を聞いた。とりあえず3人
とも事故やケガはないようだ。急いで帰らなくては。その日の終礼、社員は
言った『ここから余震が続くと思われます。地震が来たらまず逃げるように
。お客さんの対応は社員がやります。』なにを言っているのだ、真っ先に逃
げたくせに。私の頭の中はその事でいっぱいだった。特に○○、なんと私の
名前を言われた。悪い事をしたつもりもなければ、当たり前の事をしたまで
だ。自分の身よりもお客さんの事を考え なくてはならないだろう。バイト仲
間のスタッフからは賞賛の声を掛けられたが、名誉の為にそうしたのではな
い。むしろ逃げた方がどうなのだ。バイトはともかく社員、こういう時に人
間の本性が見えるのではないか、そう思った。女の子のスタッフは泣き出し
ている子もいたようだ。怖いとかそういう感情は後回しにすべき、この考え
を持つ私は男よりも男らしかった!と
褒め称えられた。でも次からは、普通に逃げるようにしよう。私には子供も
旦那もいるのだから。終礼が終わり、逃げ出したスタッフが地震の時の外の
様子を教えてくれた。大きな街道に面したうちのお店、その街道 は車で溢れ
外の太い支柱がグラグラと揺れていたらしい。なるほど、結構大きな地震だ
ったようだ。タイムカードをきり、母さんの携帯に電話を掛ける。仕事が終
わるといつもそうしているのだ。ところが今日に限って繋がらない。大きな
地震の後だからか。それでもひたすら掛け続けた。ロッカーに行き着替えな
がらも掛けた。
posted by ヒロシッペサンタ at 02:47 | 地震